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昨夜から降り始めた雨も上がり、部屋の窓を開ければ、早朝の爽やかな風が頬をなでる。
窓の外には見慣れた公園の景色が朝もやにけむっている。
いや何かが違う。いつもとは何かが違う。徹夜明けのせいばかりではない。
全身の毛が逆立つような違和感を感じ、見慣れたはずの公園を凝視する。
白い子犬を連れたおばあさん。ベンチで新聞を広げて眠るホームレス。首にタオルを巻いたジョギング中の男性。ゆらゆらと太極拳をする男女。木陰で肩を寄せ合うカップル。何も普段と変わる所のない景色が広がっている。だが、何かが違う。
私の心の中で不安が広がっていく。
見慣れた景色を、ひとつひとつ確認していく。
階下でインターホンの音がする。こんな早朝に訪ねてくる人間などいないはずだが誰だろう?
公園を凝視したまま、「いまいきます」と階下に向かって声をかける。

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2008.06.29 Sun l 小説・桜の花嫁 l コメント (1) トラックバック (0) l top
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