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生きながら逝き
逝きながら生きる
占う運命などない
血は眠り続ける
夢は終わる
終わるはずがないという未練を
瞼のぬくもりに残して
壊れたオルゴールのねじを巻く

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2008.10.31 Fri l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
この夜よりも さらに
夜らしい夜があるかのように
闇を掬う花嫁の
夜露に輝く
蜘蛛の巣の糸のように
怪しげなその肌に
残された歯形は
満たされない愛と
満たされた愛の
言葉のない語らいに
語らいのない言葉に
消されていく
追いかけても 追いかけても
溶け行く死に
近づく事はできない
生きてもいないのに死を願い
振える手で
ナイフを胸にあてる
あなたは私の
死だった
愛を語るために
言葉を忘れた私は
その時
花という言葉をおもいだした

2008.10.30 Thu l l コメント (0) トラックバック (0) l top
傷ついた指先で擦る
あなたの裸体
欲望が咬んだ乳房を
想い出のための饒舌に疲れた
混ざり合った血が流れていく
ふたりがひとりのように
ひとりがふたりのように
ふたりがふたりのように
ひとりがひとりのように
日常をふりかえる

2008.10.29 Wed l 散文 l コメント (0) トラックバック (0) l top
なぜあす あるいはもっと先ではなく
今夜だというのか
夕暮れの辻公園で
亡霊のように消え去った
昨日という言葉にさえ
偽りがあるというのに
なぜあす あるいはもっと先ではなく
今夜だというのか
愛の動機をくじ引きでもするように
決めるのは もうたくさんだ

2008.10.28 Tue l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
あなたの乳房
あなたの唇
あなたの性
に溶けていく私の
無数の夢
まず夢
言葉を握りしめ
目隠しされた子供のように
墜落一歩手前の溜息をする
今夜の私には
何錠かの睡眠薬が必要だ
殺してください
埋めてください
男達を
女達を
殺してください
老人達を
埋めてください
少年達を
少女達を
殺してください
子供達を
埋めてください
ご焼香を
痛みの中で
死者は生き返らない
住所氏名年齢職業 血液型
なんという孤独だ
互いに
愛し合う何という孤独
人は宙に浮いていられるほど軽くない
喉が締め付けられる
夢が始まる
ふたつの扉の間の
秘かな呟きのように
夢が始まる
すべては生きていた
言葉なんか覚えるんじゃなかった
言葉なんか 言葉なんか
夢から醒めて振り返っても
そこに夢があるかのように
闇が常に闇であるかのように
語る言葉なんかいらない
接吻の痕が熱い
蛇のように絡み合い
静かな心臓の音を聞く
抱き合う事で
殺してしまった朝に
もうひとつの欠片が
呼吸困難な明日を侵す
私は恋をする
蛇の抜け殻のように
明日を見つめる
もうひとつの欠片
ふたたび
朝はこない

2008.10.24 Fri l l コメント (2) トラックバック (0) l top
あなたのために
果てしない空の青さの中で
無数の小鳥たちは羽撃く
あなたのために
追いかけても
追いかけても
追いつけなかった距離を語る
あなたのために あなたのために
おそらく私は生きている
おそらく私は死んでいる
さよなら さようなら
生きるってことは少しばかり楽しすぎます
お電話ください
あなたとの会話が
とりとめもなく
昼下がりの改札口を流れていく
私が置き去りにしてきた
幾人もの魂の
幼さに監視されて
何時だろう
擦り切れたひとつの魂とひとつの肉体が
眠りの中で愛し合う
何時だろう

2008.10.23 Thu l l コメント (2) トラックバック (0) l top
私に寄り添った最後の他人は
今かすかに笑う
隔てていたのは
この果てしない夜の空間ではなく
熱っぽい運命
背後に取り残された夜明けが
鏡の奥から凝視する
時はいつでも無意味
群衆の声の中で
拒絶してしまった日々を思う
忘れられるために愛され
愛されるために忘れられた
愛を愛とは語れない

2008.10.22 Wed l 散文 l コメント (3) トラックバック (0) l top
私は何羽の鳥を見たか
過去に釘付けされ
狂った恋人との顔に
私は何羽の鳥を見たか

2008.10.21 Tue l l コメント (2) トラックバック (0) l top
夢遊病者になりたい
夜に身を委ね
もう一人の自分を連れて
人影の消えてしまったカフェテラスで
ゆっくりと口笛を吹く
百の声 千の声が
私を呼ぶ
逃げなければならなかった
常に逃げなければならなかった
鏡がいつでも割られるために
存在していたように
いつでも殺されるために
私は存在した
いまさらどうなるわけでもない
錆び付いてしまったナイフを握りしめて
私はただ否!というだけだ
否! そして否!
否!否!否!と

2008.10.19 Sun l l コメント (4) トラックバック (0) l top
枯れた向日葵の影が
蛇のように伸びていく夢に
狂い続ける時計の音
ナニモナイワと言う言語を
子守唄のようにリフレインしながら
ひとつの魂に飢えていた
路上を走る枯葉のように
たぶん明日の朝
世界は化粧を落とした顔で
微笑するだろう
何も変わりはしない
真夜中の子守唄を忘れ
振り返った足音におもいでと
呟く事ができたとしても
果てしなくハッピーな
深夜劇場でのかくれんぼは続く
夢語りのように

2008.10.18 Sat l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
腹に犯罪を溜め込んだ溺死体は
いつでも理想主義者の匂いがする
恋はおしまいだ
それはそれでいい
もうすでに
生き延びる事は惨めな知恵に過ぎない
海は鏡のように
閉じ込めれた踊りの
魂を記憶している
出逢いが必要なのだ
出逢い続ける事が必要なのだ
他者によってしか
充たされる事のない情熱を
裏切る事でしか生きてはいけなかった
双子の兄妹には
出逢い続ける事が必要であったのだ

2008.10.17 Fri l l コメント (2) トラックバック (0) l top
腐り続ける大木の影に
閉じ込められ
絡んだ過去を
解きほぐしていく
蜘蛛の夢は
崩れかけた像のように
ゆれている
なぜ
なぜあなたは殺人犯ではないのか
なぜわたしは殺人犯ではないのか
火葬場で花占いをする少女の拳のように
生活は幻想によってつくられていく
こんにちはなどいえない
遠ざかる速度で
近づいてくる殺意のように
高層マンションに住み着いた
蜘蛛の恋愛ごっこに
こんにちはなどいえない

2008.10.16 Thu l l コメント (0) トラックバック (0) l top
接吻しながら空を見ていた
血液不足の運命
約束の痛みを
引き受ける
鏡の中の私
あるいは
鏡の外の私
天使が通り過ぎていく
沈黙が通り過ぎていく

2008.10.15 Wed l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
乾涸びたミイラのように
悲しく眼を閉じて
娼婦志願の少女は死んだ
騙し合うためにつくられた
言語たちに埋もれて
錆びた剃刀を握り
互いの罪を抱き合った
夕暮れを想う
生きる事
それは不幸だ
他人という背中に張り付いた遺体は
いくつもの子守唄の中で
いくつもの悲しみに
強姦されている
明日の天気予報のように
芝居上手な運命が言う
それは
典型的な誤解だと

2008.10.13 Mon l l コメント (2) トラックバック (0) l top
からっぽの
スーツケースを抱えて
青空を旅してみる
メーキャップをおとした道化役が
頬を撫でる風のように通り過ぎ
空腹そうな微笑を浮かべている
ピアノを弾く指の間に
血液がひろがり
朝を啄む
鳥たちの声が
恐怖を
目覚めさせる
愛ではない恐怖

2008.10.12 Sun l 散文 l コメント (0) トラックバック (0) l top
言葉のなくなった季節に
酔いどれ船員のように
雨蛙が
雨水を求めて泣き寝入りする
季節に意味はない
悪質な冗談でしかなかった
自身の生誕を憎む
振える卵は偽善でしかなく
希望の嘔吐は生き続けようとして繰り返される
私は一匹の雨蛙であり
私はひとつの季節であった


2008.10.11 Sat l l コメント (5) トラックバック (0) l top
穏やかに死んでいく幸福
時をめくる共犯関係は
干し魚の匂いがして
壊れた砂時計を
ひっくり返した病気の猫のように
夢を見続ける
背を丸め
沈んでいく夕日に
敵意を向けたその日
私は
死後硬直した母の唇に
赤いチューリップを飾った。

2008.10.10 Fri l 散文 l コメント (0) トラックバック (0) l top
センチメンタルな欲望が夜を抱擁する
今日もまた

2008.10.09 Thu l 散文 l コメント (4) トラックバック (0) l top
眼を抉り
耳を削ぎ
舌を抜き
鼻を摘み
闇が走る
憂鬱に太った
センチメンタル
少しだけ
ほんの少しだけ
やさしい言語を取り戻すために
満ち足りた記憶から逃れる
少しだけ
ほんの少しだけ
おやすみのいえない夜を
眠らせてください

2008.10.08 Wed l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
窓は閉じられ
夕暮れに向かい
直立する私の
あなたの不安
汗に濡れた指で唾打ちした夕暮れの
想いを語りながら
死んでいった情事が
鮮やかに思い出される
混ざり合った血が死んでいく
落書きされた壁に
しみ込んでいく雨の音が聞こえる
あなたはあなたで
私は私で
あったか
渇いた喉が音をたて
血とともに
蜜月の雨を飲み干す
直立する
直立する私のあなたの
不安直立する
今日も
窓は閉じられ
熱を帯びた固有名詞たちが
重なり合い
立入り禁止区域に迷い込んでいく

2008.10.07 Tue l l コメント (2) トラックバック (0) l top
すべてのドンキホーテたち
君たちは滑稽だ
なぜ 問うしかない不安を
名付けるために
書かれた言葉との
距離を測ろうとする
君たちは滑稽だ
誰もが
ことばであってことばではない
不安とかかわり合う
ことばとのしたたかな出逢いこそ
叫びの
密かな葬送であった
すべてのドンキホーテたち
君たちは
滑稽だ

2008.10.05 Sun l l コメント (4) トラックバック (0) l top
退屈な孤独に子供たちは
失われた土地の
測量地図を作るだろう
歴史は静止している
骨董商の店先に並べられた季節たちに
日常こそ幸福の位置だったと思い知らされる
流行性舞踏病の陶酔は去った
ときよ ぬくもりをめぐんでくれ
寂しい予感が喉元に引っ掛かり
私は呼吸困難になる
どこにいるのですかあなたは
どこにいるのですかあなたは
どこにいるのですかあなたは
どこにいるのですか
せつない呼吸だ
はじめて夜を見た日のように
頭の中で 何かの切れる音がして
言語たちがいくつかの悲しみを教えてくれた
いないのかもしれないあなたは
すでに出逢ってしまったあなたは
いないのかもしれない

2008.10.04 Sat l l コメント (2) トラックバック (0) l top
恋人たちは
チョコレイト色の雨に濡れて
横断歩道を渡っていく
もうよそう
懐かしい風の行方を問うのは
もうよそう
足音に怯えて過去を咬む
私はひとつの風景なのだ
あどけない声が
消えた部屋に響き
閉じられたままの窓が開く
こんにちは どろぼうさん
あなたの心臓は何色ですか
寂しいのです
言葉がこんなにも遠いものだったなんて
どうして気付かなかったのだろう
アルバムなど
アルバムなど燃やしてしまえ

2008.10.03 Fri l l コメント (5) トラックバック (0) l top
砂糖菓子の想い出を包装し
日溜まりを通り抜けて
振り向いた生活は
悲しい匂いがする
もしかしたら
想い出が故郷を殺したのかも知れない
遠い海鳴りの狭間に
聞こえてくる歌声
あれは
踊り疲れたニンフの産声

2008.10.02 Thu l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
私はやせていく
記憶はいつ失われたのか
急がなくては
失われた言葉が囁き始める
急がなくては
いくつもの足音が遠ざかっていく
いくつもの匂いが近づいてくる
えらばれるために
みつめられるために
私は私の裁判官
白紙のままの手紙が叫んでいる
あなたを解剖したいと
希望はいつでも約束ではない
あなたを解剖したいと
私はやせていく
えらばれるために
みつめられるために

2008.10.01 Wed l l コメント (2) トラックバック (0) l top
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