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私は私から立ち去る
夢の中の夢の中の夢
意味もなく歩き始める死体
私の中のあなたの手が
あなたの中の私の手が
時を掴む

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2008.11.30 Sun l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
もう迷走はない
あなた

あなた

還らない
希望についての言葉
耳をすました人間達
最後の希望を
拉致する
千切られる
雨だれのような声
夢の
空の
なか
あなたを抱きしめ
痛みを吐き出し
あなたのなかで
落下する
飛翔する
全ての私
生まれながらの
皮膚の他には
もうなにも
ない

2008.11.29 Sat l l コメント (0) トラックバック (0) l top
炎の中に私の肉体があった
夕暮れは酔った心に快い
私は恋文を書く
言葉は鳥の羽音のように愛を囁く
私は恋文を書く
夕焼けの空に宙づりになって
私は恋文を書く
昇天を急ぐ絶え間ない吐き気
人魂がふたつ並んで飛ぶ
あたたかい眠りの破片のなかで
私を待っているものがある
私は恋文を書く

2008.11.26 Wed l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
どんよりした夢が流れる
洞窟の奥に転がる大木のように
腐った日々の残骸を
鳥達の爪が引き裂く

2008.11.25 Tue l 散文 l コメント (0) トラックバック (0) l top
人に踏まれた痕跡をとどめない
砂丘の向こう側で海が鳴っている
夢の流れに漂う水藻のように
しなやかな叫び声を
指先の熱い想いが掴む
眼差しだけが
曲がりくねった風紋に残る

2008.11.22 Sat l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
一粒の血が
瑞々しく滴る
私達は私達でしかない
眼差しよ
眠れ
鳥の羽よりも軽やかに眠れ
眠れ
それができなければ
眠った人間を模倣せよ

2008.11.21 Fri l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
見えない私
私の見えない
朝をおみくじで結ぶ
世界の背後に
もうひとつの世界があり
生命の背後に
もうひとつの生命がある
狂う事で
忘れていた愛を思い出せるならば
狂いたい

2008.11.20 Thu l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
求愛と配偶の無数の誕生
愛の言葉を並べる鳥の形をした感情が
踊り始める

2008.11.19 Wed l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
何かがまっている
何かが静かにまっている
水の中に 水の音の中に
何かがまっている
皮膚の下から
風が吹き上がる
ゆっくりと堅い空気に向かって
風が吹き上がる

2008.11.18 Tue l l コメント (0) トラックバック (0) l top
自己である事に
酔いしれる
冷えきった酩酊
言葉は喉の奥に
閉じ込められ
痙攣する

2008.11.16 Sun l 散文 l コメント (4) トラックバック (0) l top
眼は果実だ
不意に何千人もの
父や母や兄妹達に
巡り会う
残忍で貧欲な果実だ

2008.11.15 Sat l l コメント (0) トラックバック (0) l top
夜よりもなお暗い夜
わずかに扉を叩く音がして
蛇のように血が流れる
螺旋形の夢の中で
私は私に出逢い
輝く空っぽの透明な鳥籠を
蒼ざめた手のひらにのせ
死人達の会話を聞いていた
夜明けなどいらない
昼と夜の窮屈な隙間を
彫りかけの如来が通り過ぎる
夜よりもなお暗い夜
わずかに扉を叩く音がして

2008.11.14 Fri l l コメント (0) トラックバック (0) l top
日が昇り
軽やかに
死んだ猫の眼が
ワルツを踊り
私は私に
逸れ
やわらかい肉体を
棺に横たえ
悲劇になる事を
夢見
水死人のように
こわばった指で
夢を数える

2008.11.13 Thu l l コメント (2) トラックバック (0) l top
夢から夢へ
眠気をもよおしたマネキン達が
淫らな足取りで歩いていく
こんにちはお元気ですかと
造花のような声で
不意にこみ上げてくる笑いを殺す

2008.11.12 Wed l 散文 l コメント (2) トラックバック (0) l top
耳たぶに残ったかみ傷
遠い声
静かに飢え
季節に酔い
偏頭痛にくらみ
恋愛線のつくられる手のひらの
いちばん裸の部分で
静かに飢え
誰かが熱狂し
誰かが興奮し
凍った
子供の叫び声のように
陰気な壁に
酔った人影が揺れ
死が死んだ

2008.11.09 Sun l l コメント (0) トラックバック (0) l top
想像もできない悪意
想像もできない革命
笑うほかない
彷徨も 夢も
狂っている
ただ一夜を
懐かしい一夜を
眠る
熱があった
つまづいた
そこに
夕暮れが近づいていた
近づいていた夕暮れをふりかえった
まなざしだけが残る
アイをどうぞ!と走り出す
書かれた言葉はとりもどせない
夜の匂いがする
夢がはじける
雨が降っていた

2008.11.08 Sat l l コメント (2) トラックバック (0) l top
ひとりの孤独
ふたりの約束
突然の思い出
明日さらに明日
もう帰る処はない
腐り始めた日常が
指先に絡み付く
手足をのばした死体の欠伸
一匹の深海魚
今日もそしてたぶん明日も
私は一匹の深海魚
ただひたすら眠るいっぴきの

2008.11.07 Fri l 散文 l コメント (0) トラックバック (0) l top
遊び疲れた子供のような退屈
混線
想い出を説明できない
日常的な混線
ともかく発狂したくなる滑稽さ
死んだ鮫に あった
2008.11.06 Thu l 散文 l コメント (0) トラックバック (0) l top
明日 もういちど明日
幾千の明日
蜘蛛の巣に捉えられた蝿の
乾燥した屍骸のような
口のなかの他人の舌
瀕死の舌
扉が開く
愉快な通行人の
発情期の記憶
溶けていく記憶
痩せていく愛を夢見るのは
やはりかなしい
どこにもいけない
どこにもいない

2008.11.04 Tue l 散文 l コメント (0) トラックバック (0) l top
裸になった
私は
海に
抱かれる
乳房から海までの
距離を駆けた
少年の日の夢
ひそやかに
聞こえてくる
かろやかなあしどりのなか
子守唄とぎれ
やはりじっと
傷だらけの拳握りしめ
やはりじっと
足跡のうえに
私は起つ
風が吹き抜けていく
沈んでいく太陽を追いかけるように
舌と舌がもつれあう
やはりじっと

2008.11.03 Mon l l コメント (2) トラックバック (0) l top
木々を過り
空を過る
渡り鳥の長い列が
消えていく
腹話術師のように
喉の奥で愛と
囁いた吐息に
強姦された部屋のぬくもりのなかで
上手に年とれない死を願い
裸の女を前にして
欠伸を噛殺す
すみませんが
いま何時でしょうか
なんじでしょうか
合図のまなざしが落ちて
ゲームは終わる
百舌にさらされた蛙のように
産まれてこようとする悲鳴が
空を
割く

2008.11.01 Sat l l コメント (2) トラックバック (0) l top
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