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私は狂った青空をつかむ
優しい殺意
閉じたまぶたの裏に
どんな悲しみがあるのだろうか

私の部屋には不思議な夢仏がいる

季節を胸に抱いて私は語る
風のこと
水たまりのなかの石のこと
大地を食べる蝶のこと

笑いは
人間に与えられたもっとも美しい知恵だ

愛は発見すること 常に発見すること
その存在を認めること
明日のあなたを許すこと
許すことができるだろうという
可能性にむかって
愛してますと語り始めること

風が吹く
すこし寂しい
風が吹く
語ることで私は支えられている

私はかつて鍵のかかる音を聞いたことがある
私は私の牢獄で鍵のことを思う
かすかな希望として

なんでもいいから
陽気にしていようじゃないか

私に微笑む権利があるのか

私は穏やかに人が殺せると感じた

幸福になれる人は詩を忘れる
それでいいのだ
詩が多すぎる必要はないのだから

じゃんけんぽん あいこでぽん
燃え尽きたロウソクに
もう一度あかりをつけてください
じゃんけんぽん あいこでぽん

現在を生きるために
過去を否定する
ふれあうことができなければ
信じることができない

私は私であることによって傷つく
あなたはあなたであることによって傷つく
地下鉄のホームに
一冊の日記帳がすてられている

私が死んだら
果たして何が私とともに死んでいくのだろうか



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2014.11.30 Sun l 詩・あの空にもう一度 l コメント (2) トラックバック (0) l top
私は死んだ貝を
よろけるつま先でかぞえる
不器用な人間が好きだ

私が生きていることも
あなたが生きていることも嘘だろうか
ふれあう指のぬくもりを信じて
握りあったまま

あなたの遠さ
胸のなかを深海魚が泳ぎまわる

落とし穴のなかで生活が笑う

ポケットのなかの雨にぬれた指先

過ぎ去った日々と
どこでどのようにつながることができるか
嘘ではない 過ぎ去った日々は
夢にしろ幻想にしろ嘘ではない
握りしめた手のひらの痛みは
やはりいまでも痛いのだ
聞こえない私の声 あなたの声
私はひとり 窓のない部屋で語り始める
何かをつかむために
何かとつながるために

軽さ
この悲しいほどの軽さ
それが私だった

さりげなく生きていける肉体の
吐息のようなものを
「あ!」と感じる瞬間がある

浜辺に無数の足跡
存在の重量
透明になる私
踊る暦
月が泣いている
受話器を握ったあのひとの影

朝を落としましたよ あなた

何ひとつ消せない消しゴムがある
ことば それは私の未練だ

ちょっとあなた
そのベンチの上の風をつかまえてくれないか

人生のどこかで狂わなかったら不思議だ
人生は現実だ 夢じゃない
いつだって返済を要求される

誰も返事をしてくれないとしたら
私は何も語らなかったことになるだろうか
名前や住所で何がわかる
私のひとかけらも
あなたに残らないとしたら



2014.11.29 Sat l 詩・あの空にもう一度 l コメント (6) トラックバック (0) l top
涙が頬をつたう
寒い季節を歩く私の運命

私は小石をひとつ投げた

扉は夜にむかって開く
芝居は終わった
幕がおりようとしている

時計の音が聞こえてくる
吐息のように
祈りのような声が扉の内側でつぶやかれる
階段をふみはずした右足が明日を忘れる
歩くことを忘れる

影と光の性行為をのぞきみる
私のことばには穴があいている
指先の傷がいたくないのは
私がいたがらないからですか
血を流したら血は不足するのですか
夜明けがくると
私の夜はひとつ少なくなるのですか
涙をながせば不幸は幸福になりますか

鍵のかかった眼

吐息には殺意がある

狂人のようにあかるい昼
世界のぼんやりとした痛み

私には私が欠けている
生きることは
それだけで過ちであるかもしれない
どんなに追いつめられた時にも
生命は生命を証明する義務がある

生命はその内部に
自身だけでは完結できない欠如を抱いていて
それを他者によって埋めるように運命づけられている

みえない私だってあるはずだ
私の指 私の髪 私のことば 私の心

喉元の空の匂い
水溜まりにゆれる私の運命
私が触れる時 同時に私は触れられている

傷つけあう空と鳥

鏡の中で笑っている私への殺意

自然を模倣する

希望の解剖学
夢を歩く
私の声を食べる
恋愛の交叉点



2014.11.28 Fri l 詩・あの空にもう一度 l コメント (0) トラックバック (0) l top
突然
私は笑ってみたくなる

失うことを愛することなしに
人生を愛することはできない

名前のない絶望

美を理解すること
個のリズムと自然のリズムの一致

幸福という考えは典型的な誤解

未完成ということが詩の根本的なルール

遠く 私から遠く
不可能
血まみれの穴
日常の不透明さ

私がもう一度 私を信じるために

どんなにいいだろう
未来のあらゆる誘惑を
摘出してしまうことができたら
死は私の未来だ

孤独で裸で
喉が締めつけられるような記憶
奇妙な終わりのない走り書き

静かに降る雨の音を聞いていると
体内にふしぎな陶酔がこみあげてくる

鳥は飛びつづける
ひとりぼっちで
溶けながら
呼吸そのもの
飛翔そのものとなって

空にむかって背伸びする私は
病んでいる

風景を眼差しで抱擁する

私は私を埋葬する
私はあなたの涙のなかに立ち止まる
もし愛があるとしたら

雨にぬれた声
足のない鳥が飛ぶ
立方体の空
幻想だけが私に残された唯一の希望
ふりかえることで自らを正当化する
取り残された死者の悲鳴



2014.11.27 Thu l 詩・あの空にもう一度 l コメント (2) トラックバック (0) l top
私の手のなかのあなたの手は
あなたの手のなかの私の手とは
あまり似ていない

流れる血に微笑む
私の生に躓くあなた
雨!私はあなたの手を握る
少し泣いているのかも知れない
静かにためらって
私はあなたを抱く
汗ばむ部屋のなかで私は愛をすてる
所有しないことで所有する
肌色の風
足跡は絶望だ

あなたの肉体を抱きしめて
私はあなたの愛を抱きしめたつもりでいた

私の耳とあなたのくちびるがつながる
花が咲いている
蛇が眠っている

私の運命があなたを悲しませる

鏡にうつる私の影の感傷

流れ星がみえたら
一緒に小石をひろいませんか

私は迷子
乱れた足どりで歩いていく

やさしい声
透明な空
朝の食卓で猫が鳴く
鍵穴のなかにまだ日没の匂いがのこっている

叫んだのはあなたの傷口
朝のはげしいやさしさに
私は泣いた

私の眠りのなかで
鳥は飛びつづける

合掌の影
私は眠る
おだやかな陽射しのなか
花を噛んで

夕暮れのひとり芝居
coffeeにmilkをいれましょうか
私があなたでないことも
あなたが私でないことも
不確かな関係

水をすくう形に両手を重ね
そっと息を吹きかけてみます
このあたたかさだけはウソではないと
うなづくために



2014.11.26 Wed l 詩・あの空にもう一度 l コメント (0) トラックバック (0) l top
雨が降り始める
私は私の血の音を聞いたような気がして
流れる影をみている

狭い壜のなかを浮いたり沈んだりしている
おたまじゃくしにも何か
悲しいことがあるのだろうか

雨にぬれた肉体が
海に溶けていく

かがやくからっぽの透明な雫

わずかに扉をたたく音がする

狂うことで忘れてしまった愛を
おもいだせるならならば狂ってみたい

眠りに憑かれた部屋には鍵がない
壁にむかって語ることが演劇ならば
詩人は何にむかって語るべきか
白昼のなかをわずかなぬくもりを求めて
手探りし暗夜にたどりつくためには
どれほど多くのことばが必要だろうか

私があなたにあげられるのは指先の熱い想い
指先の熱い想いだけです

電話が鳴る

洞穴の奥に転がる大木のように
腐った日々の残骸
鳥たちの爪が空を引き裂く

愛する人の指にときおり輝く鳥の眼

私の微笑みは骨董品のようだ

さわやかに風が吹く
ふるさとの方角に

はじめて舞台を踏む俳優のような足どりで
私は海にむかって歩いている

春の夕暮れを
ならんで飛ぶ人魂がふたつ

午睡の
夢の
野原の
空の
空のうえ

亡霊のように
熱い雨のなかを歩く
にぎりしめた拳

夢のなかの夢

意味もなく
血を吐く夕暮れ



2014.11.25 Tue l 詩・あの空にもう一度 l コメント (0) トラックバック (0) l top
口のなかの他人の舌
愉快な歩行者
色鉛筆でかかれた地図

あなたの時計などみたくありません

突然の電話
二杯目の熱い珈琲
何時だろう
私は砂浜に打ちあげられた深海魚のように
群集の眼にさらされ乾いていく
吐き気がする

私は私こそ唯一の他者であったことを知った

不在だったのは私かそれともあなたか

私とあなたの恋は早朝の庭に産み落とされた
ひとつの青白い卵だ
熱があった
つまづいた
そこにことばがあった
私のことばをあなたが語った
私のことばがあなたになった
あなたが私のことばになった
夕暮れが近づいていた
近づいていた夕暮れをふりかえった

夢のなかでは愛も憎しみも
恐怖さえも輝いている

鳥のようにするどく
私が私の裏切りをみている

たとえば机があって椅子があってそして珈琲
があって人々の語る声があってそれでも私は
消えてしまいそうな感じがする

支離滅裂が私には似合う

竹林のなかで死への想いを抱いてうずくまる
母の狂気をみる私の指

アップルパイをふたつキリンビールをふたつ
アップルパイがひとつキリンビールがひとつ

裸の眼 裸の耳 裸の指

手でつかめる私の星座
錆びたナイフ
綱渡り芸人の足どり

首が舞う夢

夢のなかに自分を閉じこめて
そして
生きていけるかも知れない

頭のなかを無数の蠅が飛びまわっているような
奇妙な音がする



2014.11.24 Mon l 詩・あの空にもう一度 l コメント (4) トラックバック (0) l top
お元気ですか?
あなたのなかに私のふるさとがある
そして私はそこに在る

新しい季節の風が吹いている
伸ばした指先に絡み付くように
出口のない記憶が揺れている

あなたのぬくもりがわたしのぬくもりになり
私のぬくもりがあなたのぬくもりになる
過去でもなく未来でもなく
いま、ここに在る想いが
ふたつのいのちを繋いでいる

新しい季節の風が吹いている
見知らぬ明日のぬくもりが
積み重ねた希望につつまれている

私のなかにあなたのふるさとがある
そしてあなたはここに在る
お元気ですか?



2014.11.10 Mon l 宛名のない手紙 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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