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季節を抱いて
遅れてきた夜
夢が歩行する
風が吹く

死者の誕生日は
あいかわらず孤独だった

花が静かに枯れていく
音が聞こえてくる
雨に濡れた夜
私が私を追いかける
私の影が私をみつめている

汗ばんだ肉体を舐める夢
昨日へ昨日へと還っていく希望
拒絶された私のもうひとつの運命

ふりかえらないで
ふりかえらないで
さよならと呟く
みえなくなった記憶

死から
あるいは
生から
遠離る

やわらかに
ゆるやかに
狂っていく

私は誰でもなく
また同時に誰でもある

私の中に私はいない

世界はまるごとひとつの夢
あとは眠り

からっぽの夢



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2015.07.15 Wed l 夢祭 l コメント (4) トラックバック (0) l top
柔らかに溶けていく肉体
くりかえされる夢
肉体の奥深くで
熱が産まれる
私は私を捜す

追いつけなかった私の死に
私の観たものはなんだったのか

ふりかえれば
眠り始める血
ふりかえれば

私は私の過去を待っていた

産まれたのは私なのか
それとも
やさしい隣人なのか

誰かが
私を呼ぶ

私は夢の中にいた

季節が走り抜けていく

ふたりということ
ひとりということ
ひそやかに
かろやかに

私は私の運命に食べられていく

私は夢の中にいた

見えない死者が
沈黙に触れる

消えてしまった季節の中で
指先から夜が零れ落ちる

遠くで揺れる影がある



2015.07.14 Tue l 夢祭 l コメント (2) トラックバック (0) l top
重なりあう死者

時が夢に染まる

擦れ違い

幸福もまたひとつの不幸

夜は続いている

季節が通り過ぎていく

ふるえながら
私は遠離る
そして夜

とりのこされたぬくもり

夢が忍び寄る季節

眠りを夢みる死者

あなたがほしいそんなひとことが
囁かれる

肉体から遠く離れ肉体に近づいていく狂気

ふりかえるとそこに夜があった
季節が消えていく

あなたが不在なのですか
私が不在なのですか

夜が笑う

季節は眠っている
眠りの中に落ちていく
時の恐怖に震えている
季節は夢みている

始まりの終わりの中で
終わりの始まりの中で



2015.07.13 Mon l 夢祭 l コメント (2) トラックバック (0) l top
私の夜の
私の孤独の
季節は美しい

私はあなたを待っている
私は肉体の夢を生活する

呼吸を見る
季節への恐怖
眼差しへの恐怖
認識する事の恐怖
私の眼
私の声
そして
私の皮膚
あらゆる逃走
眠り
すべては停止している

愛するための憎悪

私に残された
血まみれの穴を
不透明な時がゆっくりと埋めていく

月の光の中で海が笑う
時を翻訳する
欲望という名の牢獄

私の夢の吐息
眠り
血は眠り続ける

約束はいらないけれど
優しさはいらないけれど
たぶん
ほんのすこしのぬくもりを
準備しなくてはならない

朽ちていく肉体
溢れてくる狂気

季節に残る眼差し

蛇の形をした愛が囁く

眠りは不安を呼吸する

死者は孤独を抱いて
微笑みを待っていた



2015.07.11 Sat l 夢祭 l コメント (0) トラックバック (0) l top
からっぽの夢

窒息した夜の
欲望に燃える肉体

夢を引き裂く肉体

時が毀れる
うねる季節

眠りが始まる
夢の終わり
寒い 私は寒い
眠りの中に溶けていく
見えない恐怖

失うものは言葉だけでいい
信じられる嘘はひとつでいい
夜を抱きしめるように死者を抱く
ほんの少し幸福の匂いがする
消えていく夢
くりかえされるやさしさ
季節の中で私は愛を殺す

顔をなくした死者の
笑いが捨てられる

どこかで死者が呼吸している
忘れてしまった昨日 明日
そして今日

私は死んでいなかった
私は生きていなかった
運命は運命でなかった

私は私の孤独から
逃れられない
私は語る
私は他人たちの思考で語る

私を裁き
私を解剖する眼差し
昨日の私を裏切る
割れた鏡
血は今も流れている
私には季節がない
不連続な時を繋ぐ夢があるばかり



2015.07.10 Fri l 夢祭 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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