私は眠り始める

風景を捨てた視線が通り過ぎた
冷えた肉体
遠さという距離を握りしめた
呼吸の音
夢の終わったところで擦れ違った
恋愛論のやさしさが痛い
鳥の飛び去った後の空に抱きしめられて
私は眠り始める
至る所にさよならと書き始める
いま私はどこにいるのだろう
突然 埋葬された肉体のどこかで
失われた誕生日が死に近づいていく
やわらかにゆるやかに呼吸が止まる

私は眠っている



2016.01.26 Tue l l コメント (6) トラックバック (0) l top
空が堕ちてくる
てのひらのなかに
不意に産まれてくるもの
ここは
どこ?
あれは
なに?
問う事の恐怖に
季節を食べる
重なりあう呼吸のなかで
取り残された季節の影

骸の唇が
雨の最初の
一粒に濡れる



2016.01.03 Sun l l コメント (2) トラックバック (0) l top
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