私はしずかに飢えている
淋しさの距離のなかで
私はしずかに飢えている

人が壊れていく音
あるいは
産まれてくる音
自分の体温を感じるために
もうひとつの別の体温を必要とする恐怖

あなたの形に闇を握る
悲鳴に近い希望

私はしずかに飢えている
淋しさの距離のなかで
私はしずかに笑っている

胡桃のような時を割って
同じ夢をみるために
欠けた記憶のなかで
あなたの体温を探す

人が壊れていく音が
人が産まれてくる音が
同じ夢をみる

いることと
いないことの
やさしさが痛い私たちの風景
断言できるか
空を空と

風がみえる
風がきこえる
掌のなかの
はじまりのないおわり

断言できるか
空を空と



2016.04.11 Mon l 詩・心温 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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