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空が堕ちてくる
てのひらのなかに
不意に産まれてくるもの
ここは
どこ?
あれは
なに?
問う事の恐怖に
季節を食べる
重なりあう呼吸のなかで
取り残された季節の影

骸の唇が
雨の最初の
一粒に濡れる



2016.01.03 Sun l l コメント (2) トラックバック (0) l top
人恋し窓をあければ風の音

わたし または あなたの抱擁された恋

人肌恋し寝返りうてば霜柱

ひとり または ふたりの翻訳された恋

そしてもう一度
記憶と季節の距離に
朝がやってくる



2015.12.06 Sun l l コメント (8) トラックバック (0) l top
標高3000mのメキシコの高地に
蝶のなる樹がある
メキシコミチワカン州エルロザリオの森
シェラマドレ山脈の
樅の林の一角
北米五大湖あたりから
集団越冬のため
3000kmを超える距離を飛び続け
一本の樅の樹を椛色に染める
越冬中の蝶は体内に充分な脂肪分を蓄え
一冬絶食しても生きられるという
無数の蝶が確かに息づいているはずなのに
不思議なほど静かだ
先祖への想いか
命の臭いか
地球の磁場と自転のなか
春の訪れと共に
ゆっくりと舞い始め
空を埋め尽くすように舞い続ける
やがて
幾千万頭の蝶が
幾重にも重なりあい
先祖の故郷である五大湖に還っていく
そして
人の優しさに出逢ってしまった蝶だけが
還る事もなく
想い出のなかで
椛色の羽を揺らし続けている



2015.11.03 Tue l l コメント (4) トラックバック (0) l top
夜を流れる水に
くちづけして
風化していく肉体が
燃える風景を
抱きしめる

人の形をした影と
ふたつの重なりあった呼吸

そして微熱

時は貧欲に
暦を溶かし
もうひとつの風景を
産んでいく



2015.10.18 Sun l l コメント (2) トラックバック (0) l top
あなたが私に
私があなたに
溶け込む
夜が昼に
昼が夜に
変化する
時から遠く離れて
あなたが
私が
消えていく
ひかりのなかで
想念が揺れる



2015.09.15 Tue l l コメント (4) トラックバック (0) l top
ふたたび
胎児のかたちして
眠り始める
母に拒絶された血液が
海に染まっていく
身体の奥で螺旋形の痛みがはしる
日常を記憶した眼球が転がり落ちる
いまだ産まれていないもの
忘れ去られるまでの時間のなかで
ふたたび
胎児のかたちして
時を孕む



2015.08.26 Wed l l コメント (2) トラックバック (0) l top
失われた私の影
なぜ
不安の呼吸
時がみえない
私は私を忘れた

血が涸れる

私のなくした夜

過去形のまま別れていく

ある日 突然
待つということに恐怖を感じる
そんな時だ
人がさすらい始めるのは

あなたは雨の一部になって
私の肩に降り掛かるだろう

過去や未来と取引するな
現在を売り渡すな

愛は動詞だ

笑いが聞こえる
私の耳元で私が笑う

風景が
私の肉体を
通り過ぎる

逝く生命のぬくもり

風化する肉体

美しく燃える風景

人の形をした時
そして




2015.08.20 Thu l l コメント (0) トラックバック (0) l top
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